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午前の日経平均は小幅反発、米株高などで 戻りは鈍い

ロイター / 2024年7月23日 12時20分

 7月23日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比77円34銭高の3万9676円34銭と、小幅に反発した。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Mayu Sakoda

[東京 23日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比77円34銭高の3万9676円34銭と、小幅に反発した。週明けの米株高の流れを引き継いだほか、自律反発を期待した買いも支えとなった。日経平均は前日までの4営業日で約1670円下落しており反動が期待されていたが、円高などで戻りは鈍かった。

日経平均は前営業日比265円高で寄り付き、328円高の3万9927円89銭で高値を付けた。買い一巡後は、5円高の3万9604円58銭まで上げ幅を縮小する場面があった。時間外取引の米株先物3指数のマイナス圏での値動きのほか、為替のドル安/円高基調が株価の重しになっているとの見方があった。

午前の外為市場では、ドルは早朝の157円前半から156円半ばまで下落。前日に自民党の茂木敏充幹事長が日銀について「段階的な利上げの検討も含めて、金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と発言したとの報道が、円高の手掛かりとなった。

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジストは「日銀の金融政策決定会合に関しては市場で意見が分かれており、コンセンサスが形成されていない。ドル/円も不安定で株価の重しとなっている」と話す。当面は様子見ムードが強まりやすいという。

東証株価指数(TOPIX)は0.46%高の2840.52ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7669億2500万円。東証33業種では、値上がりは海運、銀行、ゴム製品、不動産など27業種、値下がりは精密機器、電気・ガス、鉱業など6業種だった

主力株は東京エレクトロン、アドバンテストが日経平均を押し上げたほか、横浜ゴム、楽天グループもしっかり。半面、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングは小幅安。TOTO、ジーエス・ユアサ コーポレーションは2─3%超安となった。

そのほか、日本郵船が7.94%高。前日に2025年3月期通期業績予想の上方修正を発表し、好感された。海運全体の押し上げにつながるとの思惑から、川崎汽船は7%、商船三井は5%それぞれ上昇した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1219銘柄(74%)、値下がりは360銘柄(21%)、変わらずは67銘柄(4%)だった。

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