アルファベット、第2四半期は14％増収 広告・クラウド好調

米グーグルの持ち株会社アルファベットが２３日に発表した第２・四半期決算（６月まで）は売上高が１４％増の８４７億４０００万ドルと市場予想（８４１億９０００万ドル）を上回った。４月撮影（２０２４年　ロイター/Annegret Hilse）

［２３日　ロイター］ - 米グーグルの持ち株会社アルファベットが２３日に発表した第２・四半期決算（６月まで）は売上高が１４％増の８４７億４０００万ドルと市場予想（８４１億９０００万ドル）を上回った。デジタル広告の売り上げ増とクラウドコンピューティングサービスに対する堅調な需要を受けた。

クラウドコンピューティングサービスの売上高は２８．８％増の１０３億５０００万ドル。市場予想は１０１億６０００万ドルだった。

アルファベットの主要収入源である広告売上高は１１％増の６４６億ドル。

動画投稿サイト、ユーチューブの広告収入は１３％増の８６億７０００万ドル。

自動運転技術の開発を手掛けるウェイモを含むその他の事業の売上高は２８％増の３億６５００万ドルだった。

アルファベットを巡っては、サイバーセキュリティーの新興企業Ｗｉｚ（ウィズ）を約２３０億ドルで買収する方向で協議を進め、実現すればアルファベットとして過去最大規模の買収になるとみられていたものの、ウィズは買収交渉を打ち切ったもよう。

引け後の時間外取引でアルファベットの株価はほぼ変わらず。年初からは３０％超値上がりしている。