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タイのエムポックス感染者は「クレード1b」、アフリカ外で2例目

ロイター / 2024年8月23日 9時25分

 タイ疾病管理局は8月22日、エムポックス(サル痘)に感染していたと今週発表していた欧州の男性について、ウイルスの種類が「クレード1b」だったと明らかにした。20日撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

Panarat Thepgumpanat

[バンコク 22日 ロイター] - タイ疾病管理局は22日、エムポックス(サル痘)に感染していたと今週発表していた欧州の男性について、ウイルスの種類が「クレード1b」だったと明らかにした。

クレード1bは日常の密接な接触を通じて広がりやすいため、世界的に懸念されている。アフリカ以外で確認されたのは先週のスウェーデンに続き2例目となる。

この男性は66歳で、アフリカのある国から中東の国を経由してタイに先週到着した。アフリカと中東の具体的な国名は明らかにされていない。

トンチャイ局長はロイターに「男性は流行国で感染した可能性が高い」と指摘。接触者を追跡調査したところ、他の感染者は見つかっていないという。

タイでは2022年以降、エムポックスの「クレード2」系統が800例確認されているが、別の系統で致死率がより高いとされる「クレード1」や変異株のクレード1bは確認されていなかった。

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