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パラグアイ、中国とのFTAに「オープン」 台湾と外交関係も

ロイター / 2024年8月23日 10時25分

 8月21日、パラグアイのペニャ大統領(写真)は、同国やブラジルなどが加盟する南米南部共同市場(メルコスル)による中国との自由貿易協定(FTA)の可能性に「完全にオープンだ」と述べた。写真は21日、アスンシオンで撮影(2024年 ロイター/Cesar Olmedo)

Daniela Desantis Lucinda Elliott

[アスンシオン 21日 ロイター] - パラグアイのペニャ大統領は21日、同国やブラジルなどが加盟する南米南部共同市場(メルコスル)による中国との自由貿易協定(FTA)の可能性に「完全にオープンだ」と述べた。パラグアイは南米で唯一、台湾と外交関係を持っている。

パラグアイは、台湾を自国の領土の一部とする中国の主張に異を唱え、台湾と長年にわたって友好関係を続けてきたことが穀物の対中輸出の障害となっている。アルゼンチンやウルグアイも加盟するメルコスルは、欧州連合(EU)とFTA交渉を進めており、中国との交渉可能性についても議論している。

ペニャ氏はロイターとのインタビューで、メルコスル内でのパラグアイの姿勢について、「中国に対する立場は完全にオープンだ」と強調。その上で、パラグアイが台湾を国家承認していることを受け入れない中国が交渉の障害だと指摘した。「わが国はFTAの推進に賛成だ」とも述べた。

中国外務省の報道官は22日の記者会見で、中国はパラグアイ政府が「歴史の正しい側に立つ」ことを望んでおり、メルコスル諸国や他のラテンアメリカ諸国との貿易、経済協力を重要視していると説明した。

台湾外交部(外務省)はロイターに対し、ペニャ氏はパラグアイと台湾の外交関係への支持を繰り返し表明しており、台湾への一貫した支持は疑問の余地がないと強調した。

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