イラクとカザフから超過生産分の解消計画受領＝ＯＰＥＣ

　８月２２日、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は、生産目標を超過したイラクとカザフスタンから、超過分を解消するための計画を受け取ったと明らかにした。写真はＯＰＥＣのロゴ。オーストリアのウイーンで５月撮影（２０２４　ロイター／Leonhard Foeger）

[ドバイ ２２日 ロイター] - 石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は２２日、生産目標を超過したイラクとカザフスタンから、超過分を解消するための計画を受け取ったと明らかにした。両国は１─７月に超過した分を来年９月までに相殺することを目指す。

ＯＰＥＣによると、今年１─７月の超過生産分はイラクが日量１４０万バレル、カザフスタンが同６９万９０００バレルとなっている。

イラク石油省は２２日、最新の計画をＯＰＥＣ事務局に提出したと認め、「超過分解消に取り組むとともに、生産水準を減らすための現実的で具体的な措置を取った」と説明。さらに、ＯＰＥＣ加盟・非加盟国で構成する「ＯＰＥＣプラス」が行っている協調減産を支持する姿勢を強調した。

ロシアも今月、７月の生産がＯＰＥＣプラスで設定した枠を超過したと明らかにし、合意の順守と超過分の解消を宣言した。