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金融政策の考え方、私と内田副総裁に違いはない=植田日銀総裁

ロイター / 2024年8月23日 13時51分

8月23日、日銀の加藤毅理事は参院・財政金融委員会の閉会中審査で、利上げ後も実質金利は大幅なマイナスであり、引き続き経済活動や企業収益、賃金をサポートしていくことになると述べた。写真は日銀本店。都内で3月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[東京 23日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は23日、参院財政金融委員会の閉会中審査で、金融政策の考え方について「私と内田(真一)副総裁に違いはない」と述べた。7月の追加利上げは適切だったとも話した。

植田総裁は与野党の委員の質問に答えた。

7月の金融政策決定会合後の記者会見で、植田総裁は追加利上げに前向きな姿勢を示した。その一方で、内田副総裁は8月7日の講演で「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と強調した。

植田総裁は、内田副総裁の発言は7月会合後の金融市場の変動を踏まえたものだとの認識を示した。

総裁は7月会合後に発表された4―6月期の実質国内総生産(GDP)や毎月勤労統計を挙げ、経済は日銀が想定した通りに推移しており、7月の追加利上げは「適切だった」と話した。

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