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午後3時のドルは下落145円後半、総裁発言で日銀の金融正常化継続を意識

ロイター / 2024年8月23日 15時30分

 8月23日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.26/29円)から下落し145円後半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.26/29円)から下落し145円後半で取引されている。衆参両院の閉会中審査のでの植田和男日銀総裁の発言を受けて金融正常化が継続するとの見方が広がり、ドル売り/円買いが強まった。

ドルは仲値公示にかけて国内輸入企業の買いなどに支えられ、一時146.33円付近まで上昇。その後、植田日銀総裁の発言が伝わると、ドル売り/円買いが優勢となった。

市場では「当たり障りなく、バランスの取れた発言。物価目標の持続的・安定的な実現が見通せれば金融正常化を継続するとの姿勢が材料視されたようだ」(国内銀のストラテジスト)との声が出ていた。

ドルは午前11時過ぎに一時145.29円付近まで下落した後は、145円半ばで小動きとなった。午後には日経平均株価が一時200円超まで上昇したことなどを眺めてドルのショートカバーが入り、145円後半まで反発した。

米ワイオミング州ジャクソンホールでのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとして、様子見姿勢も強い。

市場は年内1%の利下げを織り込んでいるが、パウエル議長の発言で「利下げ幅やペースなどの今後のパスのヒントを探る展開となりやすい」と、りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏はみる。

FRB高官から利下げを容認する発言が相次ぐ中で、仮に議長から想定よりもハト的な発言が出なかった場合、ドルはいったん買い戻される可能性がある。

ドルの上値めどは149─150円とみられ、これを超えれば200日移動平均線の151.20円付近が意識される。一方で、144円台では下値が堅いとみられるものの、ドル売りが一段と進めば「8月5日の安値141.67円付近、その次は昨年12月末の安値140.27円付近が意識されてくる」(前出の国内銀のストラテジスト)との見方が出ている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 145.67/145.68 1.1125/1.1126 162.07/162.08

午前9時現在 146.21/146.22 1.1116/1.1117 162.52/162.55

NY午後5時 146.26/146.31 1.1112/1.1113 162.54/162.58

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