英中銀、追加利下げ急がず 物価抑制の確信は尚早=総裁
ロイター / 2024年8月24日 2時40分
イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁(写真)は23日、長期的な物価圧力は緩和しつつあるとしながらも、インフレが抑制されたと確信するにはまだ早いため、追加利下げを急ぐつもりはないと述べた。1日撮影(2024年 ロイターAlberto Pezzali)
[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は23日、長期的な物価圧力は緩和しつつあるとしながらも、インフレが抑制されたと確信するにはまだ早いため、追加利下げを急ぐつもりはないと述べた。
ベイリー総裁は米ワイオミング州で開かれている年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行った講演で、2022年の物価高騰による波及的な影響は英中銀が懸念していたほど大きくなかったと言及。ただ「勝利宣言は尚早だ」と述べた。
英中銀は今月1日、政策金利を16年ぶり高水準から0.25%ポイント引き下げ5.00%とした。ベイリー総裁はその際、今後は慎重に動くとし、「インフレが低水準にとどまることを確認し、早すぎたり幅が大きすぎる引き下げにならないよう注意する必要がある」と述べていた。
ベイリー氏はこの日の講演で「根強いインフレを抑制するための経済的コストは、過去の事例と比べて小さくなっている可能性がある」とし、経済のソフトランディング(軟着陸)のシナリオに沿ったディスインフレのプロセスに整合しているとの考えを示した。
同時に、インフレ期待が一段と安定していると「慎重ながらも楽観視」しているとしながらも、金融政策は「十分な期間にわたり制約的でなければならないと述べた。
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