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FRB、一段の利下げ実施へ 経済軟着陸に向け=シカゴ連銀総裁

ロイター / 2024年9月24日 0時56分

米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は23日、連邦準備理事会(FRB)は経済のソフトランディング(軟着陸)に向け、向こう1年間でさらに多くの利下げを実施するとの見通しを示した。2023年8月撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir)

[23日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は23日、連邦準備理事会(FRB)は経済のソフトランディング(軟着陸)に向け、向こう1年間でさらに多くの利下げを実施するとの見通しを示した。    

グールズビー氏は講演で、インフレ率はピークから大幅に低下したとし、ここ数カ月はFRBが目標とする2%の範囲内に収まっていると指摘。物価安定と共にFRBが担うもう一つの責務である完全雇用については、失業率が4.2%であることは完全雇用が達成されていると多くの人が見なしているとの考えを示した。

その上で、こうした中でも金利はここ数十年で最高水準にあるとし、「景気を減速させたいときにこうした金利を維持するのは理にかなうが、現状を維持したいときは理にかなわない」と述べた。

FRBは17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.50%ポイントの利下げを決定。 

グールズビー氏はこれについて、FRBが担う2重の責務の双方を考慮する段階に戻ったことを示す区切りとして、最初の利下げ幅を0.50%ポイントとしたことに満足しているとし、「経済のソフトランディングを望むなら、後手に回ってはならない」と述べた。

FRB当局者はインフレ率は2%に戻るとの確信を強めているとし、インフレだけでなく雇用に対するリスクも考慮することが適切になると言及。「このことは、向こう1年にかけて一段の利下げが実施されることを意味している」と語った。 

その上で、現在の政策金利は、景気を冷やしもせず、過熱させることもない中立金利を1.0%ポイント上回っていると指摘。現在のような状況が続けば、政策金利を中立金利まで引き下げるには「長い道のりがある」と述べた。

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