米総合PMI、9月は54.4でほぼ横ばい インフレ加速の可能性も示唆
ロイター / 2024年9月24日 2時46分
米S&Pグローバルが23日発表した9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4と、8月の54.6からほぼ横ばいとなった。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Lucy Nicholson)
[23日 ロイター] - 米S&Pグローバルが23日発表した9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4と、8月の54.6からほぼ横ばいとなった。米企業活動は堅調を維持したものの、モノやサービスの平均販売価格は3月以来の高水準となり、今後数カ月でインフレが加速する可能性を示唆した。
PMIは50が拡大と縮小の節目となっている。小売売上高など今月発表された経済指標と一致する内容となり、第3・四半期も経済が堅調な勢いを維持したことが示された。
投入価格指数は59.1と1年ぶりの高水準となった。前月は57.8だった。販売価格に関する指数は54.7と、前月の52.9から上昇した。
9月の総合の新規受注指数は52.4と、前月の53.0から低下した。
製造業PMIは47.0と、前月の47.9から低下し、15カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は48.5だった。
サービス業PMIは55.4と、市場予想の55.2とほぼ一致。前月は55.7だった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「9月の速報値は、経済が引き続き堅調に推移していることを示している」と指摘。一方で「インフレの再加速も示唆されており、連邦準備理事会(FRB)はインフレ目標から焦点を完全にシフトできないことが示された」と述べた。
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