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英独が新たな防衛協力に合意 ウクライナ戦争踏まえNATO強化

ロイター / 2024年10月23日 12時10分

 10月22日、英国とドイツは23日、新たな防衛協力合意「トリニティ・ハウス合意」に調印する。写真はドイツのピストリウス国防相。イタリアのナポリで19日撮影(2024 ロイター/Ciro De Luca)

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国とドイツは23日、新たな防衛協力合意「トリニティ・ハウス合意」に調印する。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、北大西洋条約機構(NATO)内の東方地域における防衛協力と軍事演習の能力を高めるのが狙いで、長距離兵器の開発でも協力する。

ドイツのピストリウス国防相は「空、陸、海、そしてサイバー空間にわたって防衛能力を共同で高めることにより、NATO内の欧州の柱を強化する」と発言。ウクライナ戦争によって「欧州の安全保障を当然視してはならない」ことが明確になったと強調した。

両国は、英国がウクライナに供与した「ストーム・シャドー」など現行の長距離ミサイルシステムよりも、射程距離が長く精度の高い新兵器の開発で協力する。

英国によると、ドイツは北大西洋を守るため、英スコットランドに航空機を適宜配備する。両国は装甲車や地上走行ドローンのほか、ウクライナに供与したドイツのヘリコプター「シーキング」への近代的なミサイルシステムの装備でも協力する。

ドイツの防衛・自動車部品大手ラインメタルは英国に新工場を開設し、大砲の砲身を製造する。

ヒーリー英国防相は「わが国とドイツの関係における画期的な瞬間であり、欧州の安全保障の大幅強化だ」と述べた。

英国とフランス、ドイツとフランスは既にそれぞれ2国間の防衛協力合意を結んでいる。

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