インド中銀がインフレ警戒、物価高騰で需要減退と分析=議事要旨
ロイター / 2024年12月23日 11時3分
インド準備銀行(中央銀行)が20日に公表した12月会合の議事要旨で、出席者から物価高騰が需要減退の原因になっており、インフレ率を中銀の目標である4%に抑えることが持続的な経済成長を確保する上で鍵になるとの見解が示されていたことが分かった。写真は2023年4月、ムンバイで撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Swati Bhat
[ムンバイ 20日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)が20日に公表した12月会合の議事要旨で、出席者から物価高騰が需要減退の原因になっており、インフレ率を中銀の目標である4%に抑えることが持続的な経済成長を確保する上で鍵になるとの見解が示されていたことが分かった。
中銀は6日に主要金利のレポレートを6.50%に据え置いた。参加者のうち10日に任期が終わるダス総裁を含め3人が据え置きを支持する一方、2人が25ベーシスポイント(bp)の引き下げを主張した。
12月が最後の会合出席となったダス総裁は「この重要な局面においては政策上、インフレと成長のバランスの回復を最優先すべきだ」と主張。インフレ率が鈍化すれば家計の可処分所得が増えて購買力が高まり、消費と投資の需要を支えることができると指摘した。
またパトラ副総裁は「金融政策の運営姿勢は成長後押しに前向きだが、インフレが持続的に弱まるのを待つ必要がある。さもなければ、これまで達成してきた不均一なディスインフレのプロセスが失われるリスクがある」と述べた。
一方、25bpの利下げを支持した外部メンバーのナゲシュ・クマール氏は、利下げはインフレの状況を悪化させることなく成長をてこ入れするのに役立つとの認識を示した。
この記事に関連するニュース
-
追加利上げ、「時間かけて慎重に」=日銀10月会合議事要旨
ロイター / 2024年12月24日 11時24分
-
インフレ目標に近づく、2月会合までデータ収集=豪中銀議事要旨
ロイター / 2024年12月24日 10時9分
-
インド中銀、預金準備率を4.0%に引き下げ、政策金利は6.50%に据え置き(インド)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月10日 16時15分
-
インド中銀次期総裁にマルホトラ財務次官 ダス氏続投予想の市場で驚き
ロイター / 2024年12月10日 8時43分
-
メキシコ中銀、追加利下げ視野も拙速な行動には慎重論=議事要旨
ロイター / 2024年11月29日 7時59分
ランキング
-
1ロシア派遣の北朝鮮兵、死傷者3000人以上か…ゼレンスキー氏「軍事協力は全ての国への脅威だ」
読売新聞 / 2024年12月24日 19時47分
-
2中国が岩屋外相の訪中を発表 「訪問を重視」 日本との意思疎通や実務協力の強化に意欲
産経ニュース / 2024年12月24日 17時15分
-
3赤ちゃんマンモスの死骸発見 「最高の保存状態」 シベリア
AFPBB News / 2024年12月24日 12時50分
-
4ロシアの対独戦勝パレード 北朝鮮軍参加「可能性ある」ロシア高官
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月24日 19時40分
-
5中国外務省「1回や2回の検査では不十分」 処理水の海洋放出めぐり
日テレNEWS NNN / 2024年12月24日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください