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伊、オープンAIに罰金 チャットGPTがデータ保護規則違反

ロイター / 2024年12月23日 11時50分

12月20日、 イタリアのデータ保護当局は対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を提供する米オープンAIに対し、データ保護規則違反を理由に1500万ユーロ(1558万ドル)の罰金を科したと発表した。写真はオープンAIのロゴ。5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Elvira Pollina Alvise Armellini

[ミラノ 20日 ロイター] - イタリアのデータ保護当局は20日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を提供する米オープンAIに対し、データ保護規則違反を理由に1500万ユーロ(1558万ドル)の罰金を科したと発表した。

当局は、オープンAIが十分な法的根拠を持たずに、チャットGPTの訓練目的でユーザーの個人データを処理し、ユーザーに対する透明性の原則と関連する情報義務に違反したと認定した。

オープンAIは罰金額が高過ぎるとし、決定に不服を申し立てる方針を示した。

当局は2023年にチャットGPTに関する調査を開始。調査では、13歳未満の子どもが不適切なAI生成コンテンツに触れるのを防ぐための適切な年齢確認システムを導入していなかったことも結論づけられたという。

当局は、罰金額1500万ユーロはオープンAIの「協力的な姿勢」を考慮して算出されたものだと説明。さらに高額に上った可能性を示唆した。

18年に導入された欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)では、規則違反が発覚した企業は最高2000万ユーロまたは世界売上高の4%の罰金を科される。

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