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米耐久財受注、11月はコア資本財0.7%増 予想上回る

ロイター / 2024年12月24日 3時4分

米商務省が23日発表した11月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注耐久財受注は前月比0.7%増となった。2020年12月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した11月の航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注耐久財受注は前月比0.7%増となった。機械や電気製品への需要が好調で、前月の0.1%減からプラスに転じた。年末に向けて経済が堅調に推移していることが改めて浮き彫りとなった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%増だった。

コア資本財の出荷は0.5%増。前月の0.4%増に続いた。前年比は0.4%増となった。

機械受注は前月の0.5%増に続き1.0%増。電気機器・部品の受注も0.4%増と前月の1.6%増に続いた。一次金属も増加した。一方、コンピューター・電子製品、加工金属の受注は減少した。

輸送機器の受注は2.9%減。民間航空機受注の7.0%減が響いた。航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、11月の航空機受注は49件。10月の63件から減少した。

民間航空機受注の弱さを反映し、全体の耐久財受注は1.1%減。前月は0.8%増だった。

エコノミストらは、航空機受注の減少が第4・四半期の企業の設備投資の足かせになると予想。一方、コア資本財受注の大幅な増加により、その影響は限定的となる公算が大きい。

オックスフォード・エコノミクスの米国担当副主任エコノミスト、マイケル・ピアース氏は「コア資本財の受注と出荷の回復は、米大統領選が終わった今、政策の不確実性が幾分緩和されたことを反映している公算が大きい」と述べた。

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