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独ダイムラー、第1四半期利益は暫定で約70%減少 新型コロナで

ロイター / 2020年4月23日 11時44分

 4月23日、ドイツ自動車大手ダイムラーは、第1・四半期の利益が70%近く減少するとの見通しを示した。写真は4月22日、ドイツのシュツットガルトで撮影(2020年 ロイター/Andreas Gebert)

[23日 ロイター] - ドイツ自動車大手ダイムラー は23日、第1・四半期の利益が70%近く減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大を背景に、傘下の高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の需要が落ち込んでいる。

同社が発表した暫定決算によると、第1・四半期の調整後利払い・税引き前利益(EBIT)は前年同期比68.9%減の7億1900万ユーロ(7億7710万ドル)。メルセデス・ベンツの調整後EBITは6億0300万ユーロで56%超減少した。

ダイムラーは、2020年の全体の販売台数と売上高について、前年を割り込むとの見通しも示した。

新型コロナの感染拡大を抑制するため、事業活動や人の移動を制限する措置が各地で取られたことから、自動車販売・生産は世界で減少している。

国内ライバル企業のBMW は今月、第1・四半期の販売台数が20.6%減少したと明らかにし、世界的な需要はさらに低下するとの予想を示した。

また欧州自動車工業会(ACEA)によると、欧州の主要市場では3月に乗用車販売が全体で50%超減少した。新型コロナの感染状況が特に深刻だったイタリアの落ち込みが85.4%と最大だった。

米フォード・モーター も、第1・四半期に20億ドルの損失を計上する見通しだとし、起債を通じて手元資金を増強するため80億ドルを調達している。

*内容を追加します。

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