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スイス、20年は6.7%のマイナス成長 石油危機以降で最悪

ロイター / 2020年4月24日 0時36分

スイス経済省経済管理局(SECO)は23日、2020年のスイス経済が6.7%のマイナス成長に陥るとの見通しを示した。チューリヒで3月撮影(2020年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 23日 ロイター] - スイス経済省経済管理局(SECO)は23日、2020年のスイス経済が6.7%のマイナス成長に陥るとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた景気後退(リセッション)はこれまでの想定より深刻な恐れがあるとし、3月の見通しを下方修正した。ただ、21年は5.2%のプラス成長を回復するとした。

従来見通しは20年がマイナス1.5%、21年がプラス3.3%をだった。

20年のマイナス成長率は石油ショックを受けた1975年のリセッション以降で最悪となる恐れがある。

SECOのエコノミスト、ロナルド・インダーガンド氏は「今回のリセッションは第2次世界対戦以降で最も深刻なものの1つとなる。景気はこれまでに経験したことのないスピードと規模で悪化している」とし、「わずか2カ月間で経済は大破した」と述べた。

SECOは失業率は20年は3.9%、21年は4.1%に上昇し、消費者物価は20年と21年はともに低下すると予想。21年に見込まれる回復は「脆弱」なものになるとした。

インダーガンド氏は、感染拡大抑制策が実施されている間、政府が提供している信用保証などの措置は経済に対する「生命維持装置」のように機能していると指摘。ただ「抑制策が長期間にわたり実施された場合、いずれかの時点でこうした生命維持システムは機能しなくなる」と警告した。

マウラー財務相は22日、感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)措置は27日以降、段階的に解除されると表明。ロックダウン措置によりスイス経済が毎週50億スイスフラン(51億3000万ドル)を失っていることも明らかにした。

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