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米原油先物20%高、協調減産加速への期待や中東巡る警戒感で

ロイター / 2020年4月24日 6時29分

23日の取引で原油先物は続伸し、WTI先物は約20%高となった。主要産油国が新型コロナウイルス流行を受けた需要の落ち込みに対応する協調減産を加速に向けた動きが材料視された。メキシコ・モンテレイで20日撮影(2020年 ロイター/DANIEL BECERRIL)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日の取引で原油先物は続伸し、WTI先物は約20%高となった。主要産油国が新型コロナウイルス流行を受けた需要の落ち込みに対応する協調減産を加速に向けた動きが材料視された。

清算値はWTI先物 が2.72ドル(19.7%)高の1バレル=16.50ドル。北海ブレント先物 も0.96ドル(4.7%)高の21.33ドル。

クウェートはこの日、協調減産の開始日となる5月1日を待たず、国際市場向けの原油供給の削減を開始したことを明らかにした。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は今月、5─6月に日量970万バレルの減産を行うことで最終合意した。

中東情勢を巡る警戒感も原油価格押し上げに寄与した。トランプ大統領は前日、「イランの小型砲艦が海上で米戦艦に嫌がらせをしてくれば、それら全てを撃沈して破壊するよう米海軍に指示した」とツイッターに投稿した。

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