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ドル小幅高、経済対策巡る不透明感でユーロは下落=NY市場

ロイター / 2020年4月24日 6時32分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで小幅に上昇した。パキスタン・カラチで2018年12月撮影(2020年 ロイター/AKHTAR SOOMRO)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで小幅に上昇した。欧州連合(EU)はこの日開かれたビデオ会議で新型コロナウイルス流行を受けた共同基金について協議したが、詳細について合意できずに終了した。

メルケル独首相は、最大2兆ユーロ規模の大規模な経済対策を支持することに前向きだと述べたが、決定前に使途を確認したいとの考えを示した。

一方、マクロン仏大統領は、新型コロナによる被害が最も大きい国々には融資ではなく補助金が必要だと訴えた。マクロン氏によると、経済支援策の規模や方策を巡る意見の相違は続いているという。

テンパスのシニア外為トレーダー、フアン・ペレス氏は、欧州の経済対策を巡る不透明感がユーロの重しになっていると指摘した。

ユーロは対ドル で0.36%下落した。

これに先立ち、IHSマークイットが発表したユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は13.5に急低下し、1998年の統計開始以来の最低水準を記録。4月のユーロ圏の経済活動はほぼ停止したことが示された。

4月の米総合PMI速報値も27.4と、統計を始めた2009年末以来の低水準を付けた。新型コロナ危機により製造業とサービス業がともに大きな打撃を受けた。

このほか、米労働省が発表した18日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は442万7000件と、前週から81万件減少したものの高水準を維持し、過去5週間の申請件数は約2650万件となった。

主要6通貨に対するドル指数<=USD>は横ばいの100.44。約2週間ぶり高値の100.69まで上昇する場面もあった。

終盤の円は対ドルで上昇幅を縮小し、約0.2%高。日銀が27日の金融政策決定会合で追加の金融緩和策を決定する最終調整に入ったとの日本経済新聞の報道を受けた。

ドルは産油国通貨に対して下落。中東での緊張や減産観測を受けて北海ブレント先物 が上昇し、ノルウェークローネ 、ロシアルーブル 、メキシコペソ はそれぞれ上昇した。

ドル/円 NY終値 107.58/107.61

始値 107.54

高値 108.03

安値 107.35

ユーロ/ドル NY終値 1.0776/1.0780

始値 1.0773

高値 1.0846

安値 1.0762

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