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英総合PMI、9月速報は55.7 3カ月ぶり低水準

ロイター / 2020年9月23日 18時48分

[ロンドン 23日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した英国の9月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.7と、3カ月ぶりの低水準となった。新型コロナウイルス対策として導入された一部の景気支援策が終了し、外食産業などが低迷した。

ロイターがまとめた市場予想を若干下回った。前月は6年ぶり高水準の59.1だった。

サービス業・製造業は依然として力強く拡大しているものの、新規受注は鈍化しており、今後の生産に対する楽観度は5月以降で最低となった。雇用は7カ月連続で縮小。2010年以降で最長となった。政府の給与補助制度は来月末で失効する。

IHSマークイットのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「失業者はすぐに急増し始める公算が大きい。特に封鎖措置が強化されれば、冬季にかけて成長がさらに鈍化するのではないかとの懸念が浮上している」と指摘した。

IHSマークイットによると、経済活動の鈍化は、個人消費への依存度が高いセクターに集中。製造業よりもサービス業で経済活動が鈍化している。

同氏は「特にレストラン産業は(政府が導入した)外食半額キャンペーンが終了し、需要が急減した」と指摘。「他の消費者向けサービスの需要も停滞した。新型コロナの感染拡大に歯止めをかける新たな対策が重しとなっているほか、消費者の支出意欲も多くの分野で低迷が続いている」と述べた。

英国のジョンソン首相は22日、新型コロナウイルス感染が再び急拡大していることを踏まえ、レストランやパブなどの営業時間を制限する方針を示し、国民に対し可能な限り在宅勤務をするよう要請した。

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