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バイデン氏、ノースカロライナ州遊説 黒人有権者に支持訴え

ロイター / 2020年9月24日 8時53分

 米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領は9月23日、選挙結果に大きな影響を持つ州のひとつ、ノースカロライナ州を訪れ、アフリカ系米国人の支持者を前に演説を行った。同州シャーロットで撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[シャーロット(米ノースカロライナ州) 23日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領は23日、選挙結果に大きな影響を持つ州のひとつ、ノースカロライナ州を訪れ、アフリカ系米国人の支持者を前に演説を行った。11月大統領選で同氏が勝利して経済および社会的不平等を是正するには黒人有権者の投票が重要だと支持を訴えた。

新型コロナウイルスが黒人などのマイノリティー社会に特に大きな打撃を及ぼしたと指摘。アフリカ系米国人が経済的に豊かになって初めて格差は是正されるとし、投票はそれに向けた出発点だと強調した。

黒人の教育水準向上のために設立された「歴史的黒人大学」に700億ドル以上投資し、黒人の小規模ビジネスを後押しするなど、黒人有権者のための経済政策を表明した。

ノースカロライナ州訪問はバイデン氏が民主党候補となってから初めて。一方、トランプ大統領は最近、何度か同州を訪れている。世論調査で両者の支持率はきっ抗している。

2016年の大統領選では、トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン候補を約4%ポイント差でかわした。黒人の投票率が20年ぶりに低下したことがクリントン氏の敗因とみられている。

出口調査によると16年の同州選挙では、黒人有権者が全体の約5分の1を占めていた。黒人投票率が選挙結果を左右するとみられている。

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