ダボス会議、独経済相やIMF専務理事などこれまでの発言
ロイター / 2022年5月24日 8時25分
5月23日、スイス東部ダボスで開幕した「世界経済フォーラム(WEF)」の年次総会(ダボス会議)に集まった政財界の有力者のうち、これまでに発言を行った人物とその内容は以下の通り。ダボス会議の会場で撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ダボス(スイス) 23日 ロイター] - スイス東部ダボスで22日に開幕した「世界経済フォーラム(WEF)」の年次総会(ダボス会議)に集まった政財界の有力者のうち、これまでに発言を行った人物とその内容は以下の通り。
◎ハベック独経済相
われわれは少なくとも4つの危機を抱え、それらは絡み合っている。具体的には物価高、エネルギー危機、食の貧困化、気候危機だ。われわれがこのうちの1つだけに集中して取り組んでも問題は解決できない。だがどの問題も片付かない場合、世界的な景気後退(リセッション)に陥り、国際社会の安定に甚大な悪影響を及ぼすのではないかと非常に恐れている。
◎ゲオルギエワ国際通貨基金(IMF)専務理事
ウクライナにおける戦争と世界的な金融環境の引き締まり、特に食品をはじめとする価格ショックによって、過去1カ月で先行きが「暗くなった」のは間違いない。(討論会でリセッションを予想するか聞かれると)現時点ではノー。だがそれが問題外という意味ではない。
◎ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁(ブログへの投稿)
ロシアとウクライナの戦争は、最高潮に達したグローバル化が転換点を迎えたことを示す可能性が十分にある。サプライチェーン(供給網)の効率性は当面低下し、移行期間において経済にはより持続的なコスト面の重圧がかかってもおかしくない。
◎ビルロワデガロー仏中銀総裁
インフレと成長の間に短期的トレードオフの関係があるとの考えは否定したい。目先の話としては、われわれが優先すべきはインフレとの闘いであるのは間違いない。
◎マリオット・インターナショナルのカプアノ最高経営責任者(CEO)
リセッションの脅威がわれわれの事業において顕現化している様子は今のところみえない。待機需要(ペントアップ・デマンド)が続いている。
◎ファーマン元米大統領経済諮問委員長
基本シナリオとしてリセッションが起きる確率は15%強。家計のバランスシートは強固で、数カ月のうちにより多くの人が労働市場に戻ってくると期待される。しかし米連邦準備理事会(FRB)は、大方の関係者が現在想定しているよりも政策金利を引き上げる必要があるかもしれない。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1昭和に大ヒット「青春という名のラーメン」令和に復活! 熱湯1分、タイパ志向に応える 明星食品
食品新聞 / 2024年9月24日 9時2分
-
2経済同友会の新浪氏、立憲・野田新代表に早速注文
日テレNEWS NNN / 2024年9月23日 16時22分
-
3「ピクトグラム」では良さが伝わらない…… ワークマン、機能の「格付け」を始めた背景 対ユニクロも意識か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月24日 6時15分
-
4進化したJR四国の振子特急、2700系「南風」の実力 出力も設備もランクアップした最新の気動車
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 7時0分
-
5中国自動車販売代理店、新車大幅値引きで打撃 業界団体が懸念表明
ロイター / 2024年9月24日 9時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください