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12月貿易収支、6カ月ぶり黒字 円安と原油価格の低下が影響

ロイター / 2025年1月23日 11時7分

 財務省が23日発表した12月貿易統計速報は、貿易収支が1309億円の黒字だった。都内の港湾施設で2017年7月撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

Tetsushi Kajimoto

[東京 23日 ロイター] - 財務省が23日発表した12月貿易統計速報は、貿易収支が1309億円と6カ月ぶりの黒字だった。円安で輸出が伸びる一方、原油価格の下落で輸入金額が抑えられた。ロイターの予測中央値は530億円の赤字だった。

12月の輸出は前年比2.8%増。アジア向けの半導体等製造層装置や半導体等電子部品が輸出の伸びをけん引した。輸入は同1.8%増と2カ月ぶりにプラスに転じたが、原粗油の輸入が金額ベースで減少し、増勢ペースは鈍かった。

アナリストからは、円安に伴う輸出価格の増加と原油価格下落による輸入価格の低下を反映したもので、貿易赤字体質の転換を示唆するものではないとの声があった。「対米輸出・対中輸出と共倒れで、輸出の基調は依然弱い」と農林中金研究所の南武志・理事研究員は話す。

併せて発表した2024年1年間の貿易収支は5兆3326億円の赤字だった。赤字は4年連続。赤字幅は44%減少した。

*財務省の発表資料は以下のURLをクリックしてご覧ください。

※過去の関連記事は[JPTBL2=ECI]をクリックしてご覧下さい。

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