米FCC、大統領討論会の司会とハリス氏テレビ出演巡る苦情調査へ
ロイター / 2025年1月23日 17時23分
1月22日、米連邦通信委員会(FCC)は、大統領選のテレビ討論会におけるABCニュースの司会進行と、ハリス前副大統領のCBSとNBCの番組への出演に関する苦情を再び受理し、調査を進める方針を示した。写真右はサタデー・ナイト・ライブの楽屋で談笑するハリス氏11月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
David Shepardson
[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)は22日、大統領選のテレビ討論会におけるABCニュースの司会進行と、ハリス前副大統領のCBSとNBCの番組への出演に関する苦情を再び受理し、調査を進める方針を示した。
民主党系のローゼンウォーセル前FCC委員長は先週、米国憲法修正第1条に根本的に相反する方法で、FCCのライセンス権限を武器として利用する訴えは受け付けないとして、これらの苦情を却下していた。しかし、トランプ政権の発足を受けて、FCCは22日、調査が不十分なまま訴えが拙速に却下されたとの立場に転じた。
20日にトランプ大統領によってFCC委員長に指名されたブレンダン・カー氏はFOXニュースに、「メディアが国益に関する義務を果たしているかどうかを確認する」と述べた。
カー氏は以前、大統領選の直前にNBCがハリス氏を人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演させたことを批判していた。
民主党系のゴメスFCC委員は、「報道の自由を抑制するために、FCCのライセンス権限を武器に使うことは許されない。憲法修正第1条は米国の民主主義の柱であり、わが国には規制当局からの干渉を受けない報道機関が必要だ」と強調した。
トランプ氏は昨年9月、同月行われたテレビ討論会でのABCの司会進行を巡り、ABCの免許を取り消すようFCCに求めた。また10月には、CBSの番組「60ミニッツ」で行われたハリス氏に対するインタビューは「誤解を招く」と主張し、CBSに対して訴訟を起こした。
この記事に関連するニュース
-
トランプ氏の出生地主義廃止に差し止め命令、米連邦地裁
ロイター / 2025年1月24日 7時24分
-
米連邦地裁、トランプ氏の「出生地主義」見直しに「待った」 法廷闘争の激化必至
産経ニュース / 2025年1月24日 6時49分
-
出生地主義廃止の米大統領令撤回求め提訴、民主党系22州や自治体と人権団体
ロイター / 2025年1月22日 7時50分
-
トランプ新政権はどうなる? 元側近スティーブ・バノン氏が予測、「歴史に残る2つのこと」とは?
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月20日 16時10分
-
バイデン氏「勝てたはず」 米大統領選継続なら
共同通信 / 2025年1月9日 6時5分
ランキング
-
1ガザでのコンドーム配布に血税77億円 米政権、対外援助の無駄を例示
AFPBB News / 2025年1月29日 8時59分
-
2トランプ氏、ネタニヤフ氏と近く会談「2国家解決」など議論へ…ガザ住民の移住案を改めて主張
読売新聞 / 2025年1月29日 9時0分
-
3コンゴ東部の主要都市で人道危機 戦闘激化、路上に遺体多数
共同通信 / 2025年1月29日 11時4分
-
4人類滅亡へ「残り89秒」 終末時計、過去最短
共同通信 / 2025年1月29日 0時42分
-
5TikTok米事業買収「マイクロソフトが関心」トランプ氏が明かす
日テレNEWS NNN / 2025年1月28日 17時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください