ラマポーザ大統領が２期目就任＝白人主体の党と連立へ―南ア

　【ロンドン時事】南アフリカ議会で再任されたラマポーザ大統領の２期目の就任式が１９日、プレトリアで開かれた。ラマポーザ氏率いる与党アフリカ民族会議（ＡＮＣ）は５月の総選挙で、１９９４年の民主化後で初めて過半数を割り、白人主体の民主同盟（ＤＡ）などとの連立を余儀なくされた。欧米との協調を重視するＤＡが連立に加わることで、中国やロシアとの関係を深めてきた南アの外交政策が変化するとみられている。

　ＡＦＰ通信によると、ラマポーザ氏は就任式で「有権者はどの党にも単独で国を統治する権限を与えず、共に働くようわれわれに命じた」と述べ、他党と協力しながら政権運営を行う考えを強調した。　

［時事通信社］