イスラエル首相に「失望」＝弾薬供給の停止批判受け―米高官

　【ワシントン時事】カービー米大統領補佐官（広報担当）は２０日、オンラインの記者会見で、イスラエルのネタニヤフ首相が同国への弾薬供給の一部を停止した米国の対応を非難したことについて、「当惑し、失望した」と語った。カービー氏は、イスラエルのために米国ほど尽力している国はないと反論した。

　米国はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの本格侵攻への懸念から、２０００ポンド（約１トン）爆弾などの供給を停止。ネタニヤフ氏は１８日のビデオ声明で「あり得ない」と批判し、反発した米側がイラン政策を巡るイスラエルとの協議をキャンセルしたとされる。ネタニヤフ氏は２０日に再度ビデオ声明を出し、「武器を手に入れるためなら個人攻撃を引き受ける」と述べた。　

［時事通信社］