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与党と左派、極右阻止へ候補一本化=210人超が出馬辞退―仏総選挙

時事通信 / 2024年7月3日 6時33分

 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙で、中道与党と左派野党の候補を中心とする210人余りが7日の決選投票への出馬を辞退した。ルモンド紙(電子版)が2日、暫定集計として伝えた。各選挙区で両陣営の候補を一本化して当選者を増やし、反移民や自国第一主義を掲げる極右野党・国民連合(RN)の過半数獲得を阻止するのが狙いだ。

 6月30日の第1回投票でRNの躍進が確実となり、幅広い選挙区で事実上の共闘が必要と判断した。ただ、与党と左派は「反極右」以外で対立関係にあり、支持者の投票行動は読み切れない。

 第1回投票では76選挙区で過半数を得票した候補者が当選。決選投票は残る501選挙区で争われる。同紙によると、このうち306選挙区で極右、中道、左派などの顔合わせになる可能性があった。しかし、候補の一本化で三つどもえは95選挙区に減り、一騎打ちが400超に増えた。

 与党の陣頭指揮を執るアタル首相は2日、「フランスのため、最後の1秒まで戦う」とX(旧ツイッター)に投稿した。 

[時事通信社]

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