蓮舫氏「力不足に尽きる」＝今後の活動、明言避ける―都知事選

　前参院議員の蓮舫氏は、東京都千代田区内に設けた開票センターで記者会見し、「私の力不足に尽きる」と支援者らに頭を下げた。今後の政治活動については「もう少し考えたい」と述べるにとどめた。

　蓮舫氏は午後８時２０分ごろ、トレードマークの白いスーツ姿で陣営関係者の拍手に迎えられて会見場入り。「多くの方に本当に温かい言葉と応援をいただき、私の思いを心から訴えることができた」と選挙戦を振り返った。

　奨学金の負担軽減や雇用の安定化など若年層に対する支援の充実を訴えてきた蓮舫氏。大きく水をあけられた小池百合子知事に対し、「ぜひ若い人に視線を向け、新しい政策を打ってほしい」とエールを送った。

　一方で「候補者公開討論会ができなかったのは最大の悔い。私には政策や経験があるし、現職が打ち出している政策に対しての対案もある」とも。小池氏と直接議論する機会が少なかったことに不満を表明した。

　今後の政治活動については「この選挙戦、まだ完全にピリオドを打てている気持ちではない」。次期衆院選に出馬する考えがあるか問われると「何が足りないのか、少し考える時間をください」と明言を避けた。　

［時事通信社］