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いつも一人、物静かな子=射撃クラブ所属、いじめ被害も―トランプ氏銃撃のクルックス容疑者

時事通信 / 2024年7月15日 14時38分

 【ベセルパーク時事】米東部ペンシルベニア州でトランプ前大統領を銃撃し、射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)は、高校時代は一人でいることの多い「物静かな子」だった。複数の米メディアが14日報じた。地元の射撃クラブの会員でもあったが、凶行に及んだ動機などは現時点ではうかがえない。

 容疑者は同州ベセルパークに住んでいた。公的な記録や米メディアによると、共和党員として登録していたが、民主党系の団体に少額の寄付をしていた。容疑者が2022年に地元の高校を卒業した時は、数学と科学で表彰された優秀な生徒の一人として地元紙に報じられた。

 報じられた元同級生らの話によると、容疑者は高校では友達が少なく、昼食の時は一人で座っていることが多かった。他の生徒からいじめられていたとの証言もある。

 高校のライフルチームの選抜試験を一度受け、不合格となったことがあった。また、CBSテレビによると、容疑者は地元の射撃クラブで少なくとも1年間は会員だった。容疑者が犯行当時に着ていたTシャツは、銃器に関する投稿が多い人気ユーチューバーのブランドの商品に酷似していた。

 容疑者の父親はCNNテレビの取材に「何が起こっているかを把握しようとしている」と述べたが、治安当局と話すまでは取材に応じられないと説明した。 

[時事通信社]

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