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単独犯か、動機解明難航=携帯解析成功、100人聴取―トランプ氏銃撃事件・米FBI

時事通信 / 2024年7月16日 8時30分

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領(78)が選挙集会で銃撃された事件で、連邦捜査局(FBI)は15日もトーマス・クルックス容疑者(20)の動機や背後関係について捜査を続けた。捜査当局は単独犯との見方を強めているが、トランプ氏を標的とした理由は依然不明。容疑者は現場で射殺されており、動機解明は難航している。

 FBIは15日、銃撃事件を「国内テロの可能性」と「前大統領の暗殺未遂」の両面で捜査していると説明。クルックス容疑者の携帯電話のデータ解析に成功したほか、選挙集会参加者や治安当局者ら100人近くから事情を聴取したと明らかにした。

 また、容疑者の車両や家宅捜索を終えたほか、銃撃現場で撮影された動画や画像などのデジタルデータを収集し、分析を進めているという。車両からは爆発装置のようなものが押収されたと伝えられている。

 ただ、ジャンピエール大統領報道官は15日の記者会見で「動機はまだ分かっていない」と強調。FBIも「捜査は初期段階だ」として、臆測を控えるよう警告している。

 米メディアによれば、クルックス容疑者は父親が合法的に購入した半自動小銃AR15でトランプ氏を狙撃した。有権者登録では「共和党」として記録されていたが、党員として活動していたかどうかなどは不明だ。 

[時事通信社]

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