銃撃や起訴、逆境が推進力=「敗北」認めず復権目指す―トランプ氏・米大統領選
時事通信 / 2024年7月16日 15時16分
苦杯をなめた2020年米大統領選から3年8カ月。「敗北」を一度も認めることなく、ホワイトハウスへの再挑戦の切符を手に入れた。この間、四つの刑事事件で起訴された。選挙集会で演説中に銃撃を受け右耳を負傷。こうした逆境を推進力とし、熱狂的な岩盤支持層を固めた。
1946年6月、ニューヨーク生まれ。ドイツ系の父から継いだ不動産開発会社の経営者としてホテルやカジノを展開し、「不動産王」にのし上がった。04年に始まった人気テレビ番組で司会を務め、決めゼリフの「おまえは首だ」で知名度を上げた。
16年大統領選でクリントン元国務長官を破り、米史上で初めて公職経験のないまま大統領に就任。「米国第一」を掲げて国際協調に背を向け、保護主義的な通商政策を推進した。対メキシコ国境には壁を建設した。
SNSを駆使し、野党や主流派メディアなど敵対する相手を徹底的に攻撃。移民や外国人らを治安悪化と結び付けて恐怖心をあおるレトリックは、今回の大統領選キャンペーンでも健在だ。
20年大統領選でバイデン前副大統領(当時)の勝利を受け入れず、翌21年1月に起きた支持者らによる連邦議会襲撃につながった。23年8月、大統領選の結果を覆そうとした罪で起訴された。今年6月末の大統領選討論会では「(11月の大統領選が)公正で合法的な選挙なら結果を受け入れる。不正はばかげている」と言い放った。
メラニア夫人は3人目の妻。5人の子供がいる。
[時事通信社]
この記事に関連するニュース
-
米連邦地裁判事、トランプ氏の機密文書持ち出し事件の起訴棄却
ロイター / 2024年7月16日 4時37分
-
米連邦地裁、トランプ氏の起訴棄却=機密文書不正保管―大統領選に向け追い風
時事通信 / 2024年7月15日 23時51分
-
《トランプ前大統領銃撃事件》「暗殺から助かる強運」「暴力に屈せず戦う姿勢」アメリカ国民が求める強いリーダー像を見せたトランプに“風”は吹くか?
集英社オンライン / 2024年7月14日 18時0分
-
マスク氏「トランプ氏を全面支持」表明 銃撃事件後Xに 「セオドア・ルーズベルト以来の屈強な大統領」
産経ニュース / 2024年7月14日 9時27分
-
トランプ氏の免責特権一部認める、米最高裁 審理差し戻し
ロイター / 2024年7月2日 8時28分
ランキング
-
1トランプ氏登場で初日から最高潮の共和党大会 「顔が疲れている」と心配の声も
産経ニュース / 2024年7月16日 21時33分
-
2タイ・バンコクの高級ホテルで6人死亡 毒物を摂取との情報も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月16日 23時32分
-
3情報BOX:関税引き上げや不法移民送還、トランプ氏「2期目」の公約
ロイター / 2024年7月16日 18時5分
-
4オマーンでシーア派モスク襲撃6人死亡、「イスラム国」が犯行声明
ロイター / 2024年7月17日 9時45分
-
5スーダンの内戦で1千万人が避難 半数は子ども、停戦見えず
共同通信 / 2024年7月16日 22時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)