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事件当日「やることある」と欠勤=3時間前から会場下見か―トランプ氏銃撃犯

時事通信 / 2024年7月17日 14時27分

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領が銃撃された暗殺未遂事件で、米CNNテレビ(電子版)は16日、現場で射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)が勤務先のリハビリ施設の上司に「やることがある」と伝え、事件が起きた13日の仕事を休んでいたと報じた。同僚には、14日に勤務に戻ると話していたという。

 捜査当局は事件当日の足取りを含め、容疑者の行動を調べている。ただ、動機に関しては依然、有力な手掛かりがつかめていない。

 CNNによると、容疑者は13日、銃撃事件を起こす約3時間前の午後3時ごろまでに会場のセキュリティー・エリアに到着。猟師らが使用する小型の双眼鏡に似た距離計を持ったまま金属探知機を通過し、警備関係者の注意を引いたという。

 セキュリティーチェック後の行動は不明だが、容疑者が会場周辺を下見していた可能性もある。会場外の建物の屋根からトランプ氏を狙っており、屋根に上る姿が近くにいた人々に確認されている。

 治安当局者がCNNに語ったところによると、警備側の狙撃手の1人が容疑者を視認。容疑者も狙撃手の方向を見ていたという。会場近くに止められていた容疑者の車には、100発近い銃弾と遠隔操作で起爆できる爆弾2個などが積まれていた。自宅からは起爆装置や3Dプリンターが見つかった。 

[時事通信社]

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