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かつての宿敵、トランプ氏礼賛=ヘイリー氏「結束に専念」―米共和

時事通信 / 2024年7月17日 14時49分

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)時事】米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された共和党全国大会は16日、日程の2日目を終えた。11月の大統領選に向けた党候補者指名争いでトランプ前大統領と最後まで戦ったヘイリー元国連大使ら、かつてのライバルが相次ぎ登壇。銃撃事件から生還したトランプ氏をたたえ、政権奪還へ団結を訴えた。

 ヘイリー氏は予備選や党員集会で自身を支持した穏健派を意識し、「トランプ氏に投票するのに100%同意する必要はない。違いを脇に置き、国を強く結束させることに専念しよう」と強調。トランプ政権下でロシアによるウクライナ侵攻のような事態は起きなかったなどと、前大統領の外交安全保障政策を称賛した。

 ヘイリー氏以外にも、今回の大統領選に名乗りを上げたデサンティス・フロリダ州知事や実業家のラマスワミ氏、2016年大統領選でトランプ氏と指名を競ったルビオ、クルーズ両上院議員らが演説。「トランプ氏を再び大統領にしよう。米国をかつてないほど偉大にしよう」(ルビオ氏)と口々に支持を表明し、トランプ氏を脅かす存在がなくなった党の姿を映し出した。

 当初、ヘイリー氏は大会に招待されていなかったが、トランプ氏に「団結の名の下、演説を依頼された」と明かした。ヘイリー氏は大会に先立ち、自身への投票を誓約した代議員にトランプ氏に投票するよう呼び掛けていた。

 一方、トランプ氏批判の急先鋒(せんぽう)として指名レースに立候補したクリスティー前ニュージャージー州知事は、大会を欠席。この日、ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、銃撃され負傷したトランプ氏が「自身の扇情的で無責任な言動によって悪化させた文化の犠牲者となった」と記し、政治的対立が暴力をもたらしかねないことに警鐘を鳴らした。その上で、トランプ氏が米国の政治的分断を緩和させられるかどうかの岐路に立っていると指摘した。

 大会ではトランプ氏が大統領候補に、バンス氏が副大統領候補に正式指名された。バンス氏は17日、トランプ氏は最終日の18日にそれぞれ指名受諾演説を行う。 

[時事通信社]

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