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トランプ氏、ウクライナ大統領と電話会談=「公正な平和」実現へ協議合意

時事通信 / 2024年7月20日 10時14分

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談した。両者が自身のSNSでそれぞれ明らかにした。ゼレンスキー氏は「公正で真に永続的な平和」の実現に向けて協議するため、トランプ氏と会談することで合意したと発表した。

 トランプ氏は18日、米共和党全国大会で、大統領候補の指名受諾演説を終えたばかり。ゼレンスキー氏は共和党候補となったトランプ氏に祝意を伝えたほか、13日に起きたトランプ氏暗殺未遂を非難。トランプ氏は会話を「非常に良かった」と振り返り、謝意を表明した。

 電話会談では、ロシアのウクライナ侵攻などが議題に上がったとみられるが、詳細は不明だ。ゼレンスキー氏は米国のウクライナ支援への感謝を伝え、トランプ氏との対面での会談を通じ、平和実現に向けて必要な措置を話し合うことで合意したと説明しているが、トランプ氏側は触れておらず、実現するかは不透明だ。

 一方、トランプ氏は「世界に平和をもたらす。多くの人命を犠牲にし、無数の罪のない家族を破壊した戦争を終わらせる」と強調。ロシアとウクライナに対し、「和解し、暴力を終わらせて繁栄への道を切り開くディール(取引)を交渉することができる」と訴えた。 

[時事通信社]

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