公明、政策チーム活発化=政治とカネで自民にいら立ち
時事通信 / 2024年7月21日 14時2分
公明党が政策課題を検討するプロジェクトチーム(PT)を次々と立ち上げている。次期衆院選をにらみ、政策をリードする姿勢をアピールするのが狙いだ。改正政治資金規正法で積み残しとなった課題も議論を重ねているが、自民党の動きは鈍く、与党間の溝も浮き彫りとなっている。
公明が発足させたのは、公職選挙法改正や旧優生保護法の被害補償を検討するPTなど。既存のPTも性別変更を巡る最高裁の違憲判断を受け、自民に先駆けて性同一性障害特例法改正に向けた党見解をまとめた。
公明が強く意識するのは、今秋以降に取り沙汰される衆院解散・総選挙だ。報道各社の世論調査では、自民派閥裏金事件を受けて、政権交代を求める意見が増えており、危機感を募らす。公明党関係者は「考えをまとめておけば、公約に反映できる。選挙がなくても、与野党の議論を主導できる。両にらみだ」と解説する。
改正政治資金規正法で検討課題となった第三者機関は公明が強く設置を求めたが、具体案はこれからだ。PTメンバーは「この問題をリードしてきたからこそ、責任をもって議論する」と意気込む。
一方、自民は通常国会閉幕後、政治とカネに関する党内議論は下火となっている。公明の山口那津男代表は19日、記者団に「責任者とチームを整えてほしい。待ったなしだ」と強調。党関係者は「自民は総裁選で頭がいっぱいで『政治とカネ』の問題を忘れてしまったのか」と憤りをあらわにした。
[時事通信社]
この記事に関連するニュース
-
堀井学議員に自民道連関係者「事の重大さわかっていない」「甘いね、最後まで」…相次ぐ「カネ」問題に厳しい声
読売新聞 / 2024年7月19日 7時50分
-
【政界】新経済対策で起死回生を狙う岸田首相 次期衆院選にらむ与野党の「熱い夏」
財界オンライン / 2024年7月16日 15時0分
-
公明、自民に早期議論要求 規正法積み残し「着実に」
共同通信 / 2024年7月3日 19時30分
-
【政界】「退陣要求」が飛び出す中で 問われる岸田首相の経済再生への〝覚悟〟
財界オンライン / 2024年7月2日 15時0分
-
再選へ麻生氏頼る岸田首相、見えてきた哀れな末路 2週連続の会食は異例、国民はいっそうの不信感
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 9時40分
ランキング
-
1トランプ氏銃撃、民主主義脅かす不安「感じる」76%…読売世論調査
読売新聞 / 2024年7月21日 22時0分
-
2「発見」通報の女逮捕=殺人容疑、マンション男性遺体―京都府警
時事通信 / 2024年7月21日 22時54分
-
3エレキギターを持ったロック歌手がズブ濡れのファンとハグし感電死
東スポWEB / 2024年7月21日 14時57分
-
4政令市で唯一、福岡市の「夜のごみ収集」ピンチ…深夜のコンビニ休憩に「サボり」通報増加中
読売新聞 / 2024年7月21日 16時0分
-
5【ヤクザサミット2024in横浜に密着】関東暴力団トップ、マル暴40名が駆けつけた「炎天下の極秘会合」が開かれたワケ
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください