主要メンバーら５人公開手配＝ＳＮＳ型投資詐欺の拠点摘発で―大阪府警

　ＳＮＳを通じ投資話を持ち掛ける「ＳＮＳ型投資詐欺」グループの拠点が摘発された事件で、大阪府警は２６日、詐欺容疑でリーダー格の中村晋弥容疑者（４１）らメンバー５人を公開手配した。

　他に公開手配されたのは、上家夕貴（３０）、吉岡公充祥（２９）、宮脇翔（２９）、岡田真由（２５）各容疑者。

　府警によると、上家容疑者はＳＮＳでメッセージを送る「打ち子」の統括役、吉岡容疑者はグループの資金管理役で、宮脇、岡田両容疑者は打ち子だったとみられる。

　逮捕状の容疑は２～３月、為替相場の上げ下げを予想して投資する「バイナリーオプション」の取引に関する指導料や商材購入名目で、２０代女性から約９０万円をだまし取った疑い。

　府警は２３日、大阪市のビル４カ所にある二つのグループの拠点を一斉に捜索した。２４日までに、メンバー計９０人を逮捕。両グループによる被害者は複数人で、被害額は合わせて計約９億５０００万円に上る見込み。

　情報提供は府警特殊詐欺捜査課０６（６９４３）１２３４まで。　

［時事通信社］