「信じられない」「誇らしい」＝メダリスト家族ら歓喜―スケボー女子〔五輪〕

　金メダルに輝いたスケートボード女子ストリートの吉沢恋選手（１４）＝ＡＣＴ　ＳＢ　ＳＴＯＲＥ＝らの家族は２８日、パリのコンコルド広場に設置された会場でメダル獲得の瞬間を見届け、「信じられない」「誇らしい」などと喜びの声を上げた。

　吉沢選手の母は、仲間の応援メッセージが寄せ書きされた国旗を手にしながら「信じられない」と興奮した様子。「本人は大会をすごく楽しんでいて、いつも通りできたんじゃないかと思います」とほほ笑んだ。

　銀メダルを手に入れた赤間凛音選手（１５）＝東北高校＝の姉は「頑張って練習していることを知っていたので、素直にうれしい」と話した。祖母は「オリンピックだから青森県から駆け付けた。うれしいの一言です」と感激した様子だった。

　東京五輪銅メダリストで今大会は表彰台を逃した中山楓奈選手（１９）＝ムラサキスポーツ＝は競技の合間に観客席の家族に視線を送っていた。

　富山県から駆け付けた父洋志さん（４７）は「昨年はけがで練習が全然できていなかった。オリンピックに出られて、決勝に上がることができて良かった。誇らしく思います」と涙を浮かべながら話した。　

［時事通信社］