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憧れから剣を握った元体操少年=2大会連続でメダル獲得―フェンシング・加納選手〔五輪〕

時事通信 / 2024年7月29日 6時51分

 フェンシング男子エペ個人で金メダルを獲得した加納虹輝選手(26)=JAL=は、東京五輪では団体で金メダルを手にしていた。2度目の五輪で、念願の個人種目でのメダルを勝ち取った。

 愛知県あま市出身。4歳から器械体操を続けた。テレビでウルトラマンを見ているうち、自然に側転ができるようになったという。

 そんな体操少年がフェンシングを始めたきっかけは、2008年の北京五輪にあった。「かっこいい」。フルーレ個人で銀メダルを獲得した太田雄貴さん(38)に憧れ、小学6年の夏に剣を握った。

 母貴子さん(54)は「器械体操は自分との闘いだったが、フェンシングは対人競技。剣を交えて戦えることに楽しさを覚えた」と話す。

 加納選手は中学3年までは名古屋市のフェンシング教室に通った。教室の生徒に同年代はほとんどおらず、周囲の大人たちに教えてもらいながら、太田さんがメダルを取ったフルーレを練習。地元を離れて進学した岩国工業高(山口県)で、以前から「向いている」と言われていたエペに転向した。

 高校2年のインターハイで準優勝という好成績を残したが、試合前、周囲に「優勝する」と宣言しており、貴子さんは「この出来事の後、さらにフェンシングに本気になった」と振り返る。

 東京五輪には「金メダルを取りに行く」と挑み、宣言通りエペ団体で優勝した加納選手。貴子さんによると、「よく分からないうちにメダルが取れた」と話していたという。 

[時事通信社]

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