収賄容疑で市川市次長を逮捕＝下水道工事入札巡り―千葉県警

　千葉県市川市発注工事の入札で便宜を図った見返りに飲食接待を受けたなどとして、県警は３０日、収賄と官製談合防止法違反の疑いで、市下水道部次長の八田一生容疑者（５９）＝同県松戸市小金原＝を逮捕した。

　贈賄などの疑いで、建設会社「武内建設」代表取締役の武内剛容疑者（５９）＝同県船橋市古作＝も逮捕した。２人とも容疑を認めているという。

　八田容疑者の逮捕容疑は２０２２年１２月～今年４月、市川市発注の下水道関連工事の入札を巡り、同社に便宜を図った謝礼などとして、計約２５万円相当の飲食接待を３６回に分けて受けた疑い。

　県警によると、八田容疑者は昨年４月から現職に就き、入札情報などを知り得る立場だったとみられている。

　田中甲・市川市長の話　極めて遺憾。事実関係が明らかになった際は厳正に対処する。　

［時事通信社］