円乱高下、一時151円台=追加利上げ、株は上昇で反応
時事通信 / 2024年7月31日 13時40分
31日の東京外国為替市場の円相場は、日銀の追加利上げ決定を受けて乱高下した。決定後5分ほどの間に、一時1ドル=151円台半ばに1円ほど急騰した後、153円台後半まで2円以上、急落する荒い値動きとなった。午後1時現在は153円57~57銭と前日午後5時と比べ1円32銭の円高・ドル安。東京株式市場の日経平均株価は午後の取引で一時、上昇に転じた。
30日の海外市場では追加利上げ検討との報道を受け、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが進行。31日の東京市場もこの流れを引き継いだ。日銀会合の結果が公表されると、円はいったん一段高になったが、その後は押し戻された。市場では「報道で利上げは織り込まれていたため、結果公表後には材料出尽くしと捉えて円を売る市場参加者もいた」(外為仲介業者)との声が聞かれた。
債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債(第375回債)の流通利回りが一時、前日比0.060%高い1.055%に上昇(債券価格は下落)した。
一方、東京株式市場では、日経平均株価が一時前日比500円超下落した。円高・ドル安の進行が自動車など海外売上比率の高い業種の株価の重しになったほか、金利の上昇が業績にマイナスに働きやすい不動産株も軒並み下落した。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮小。午前の終値は156円41銭安の3万8369円54銭だった。
[時事通信社]
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