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中3自殺、遺族が門真市など提訴=加害生徒11人も―大阪地裁

時事通信 / 2024年8月5日 17時5分

 大阪府門真市の中学3年の男子生徒=当時(15)=が2022年に自殺したのは同級生によるいじめが原因で、学校の対応にも問題があったとして、生徒の遺族が5日、市といじめに関わった当時の同級生11人に損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。賠償請求額は明らかにしていない。

 訴状や遺族の代理人弁護士によると、男子生徒は19年以降、同級生からSNS上で「Sine(死ね)」などの悪口を投稿され、22年2月に自宅で自殺した。男子生徒や母親は担任の教諭らにいじめを訴えたが、学校側は本格的な対応を取らず、同級生は生徒が死亡した後も、SNS上に「(男子生徒は)どっかいっちゃったねええ」などの投稿をしたとされる。

 市教育委員会が設置した第三者委員会は今年2月、男子生徒に対する62件のいじめがあったとし、自殺との因果関係を認定。学校側も組織的な対応を怠ったと批判した。

 提訴後に記者会見した生徒の母親は「どういう気持ちで人を攻撃したのか聞きたい」と語った。

 市教委は「訴状が届いていないためコメントは差し控える」としている。 

[時事通信社]

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