副大統領候補にワルツ氏＝ミネソタ州知事、ハリス氏起用へ―民主指名投票９９％獲得・米

　【ワシントン時事】米ＣＮＮテレビは６日、民主党のハリス副大統領（５９）が１１月の大統領選の副大統領候補に、中西部ミネソタ州のワルツ知事（６０）の起用を決めたと伝えた。ハリス氏は同日中に民主党候補の指名を受諾した後、副大統領候補と共に激戦州の東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説する。

　ハリス氏の伴走者となるワルツ氏は、州兵、高校教師、アメリカンフットボールのコーチ、連邦下院議員などさまざまな経歴を持つ。選考対象となっていた他の候補者と比べてマイナス点が少なく、ＣＮＮは関係者の話として「両者は本当に意気投合した」と伝えた。

　民主党は１～５日、ハリス氏を大統領選の党候補に選出するための電子投票を実施。全米５０州などの代議員の９９％に当たる４５６７票を獲得した。同党全国委員会幹部らが一連の手続きを認定し、正副大統領候補が正式指名を受諾する運びとなる。

　ハリス氏は、主要政党の女性大統領候補としては２０１６年のクリントン元国務長官以来２人目で、黒人女性、アジア系では初めて。　

［時事通信社］