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平和祈り、灯籠流し=原爆犠牲者悼む―広島

時事通信 / 2024年8月6日 21時20分

 原爆投下から79年となった6日夜、広島市中区の原爆ドーム前を流れる元安川で、犠牲者の鎮魂と平和を祈る灯籠流しが行われた。多くの灯籠が水面を照らす中、参加者は平和を願って手を合わせた。

 初めて灯籠流しに参加した小学6年池田春馬君(12)=広島県廿日市市=は「祖母の祖母が広島市内で被爆して亡くなった」と聞かされていた。「原爆で罪のない人が命を落とした。そういうことが二度とないように」との願いを込め、一緒に訪れた祖母と母と3人で灯籠を川に流した。

 夫婦で訪れた鳥越有美さん(33)=広島市南区=は、灯籠に「平和な毎日が過ごせますように」と記した。「人に優しくする気持ちを持って生活したい。そうすることでおのずと平和になっていくのではないか」と語った。

 保育士の中村珠美さん(55)=同市安佐南区=は「平和な世界が未来に続きますように」との願いを込めた。ウクライナ侵攻やパレスチナでの戦闘が長期化する中、「子どもたちや、これから生まれてくる子にとって、安心して暮らせる平和な世の中であったらいい」と話した。 

[時事通信社]

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