宝飾店で店員刺され重体＝高級時計奪った男を確保―大阪・ミナミ

　７日午後１時４０分ごろ、大阪市中央区心斎橋筋の宝飾店で「店員が血を流して倒れている」と１１０番があった。大阪府警によると、３０代の男性店員が男に腹部を刺され、搬送されたが意識不明の重体。男は腕時計１本（販売価格６２８０万円）を奪って逃走。府警が行方を追っていたところ、関西空港で身柄を確保した。

　府警南署によると、男が無言で女性店員に刃物を突き付け、腕時計を奪った。その後、逃げようとする男の前に立ちふさがった男性店員の腹部を刃物で刺した上、徒歩で逃走した。

　男は店に入って刃物を突き付けるまでは、中国語を話していたという。

　現場は大阪・ミナミの繁華街で、多くの観光客や若者らが行き交う心斎橋筋商店街の一角。　

［時事通信社］