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実質GDP、年3.1%増=2四半期ぶりプラス、消費回復―名目GDP、初の600兆円突破・4~6月期

時事通信 / 2024年8月15日 11時46分

 内閣府が15日発表した2024年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.8%増、この成長が1年続いた場合の年率換算で3.1%増だった。2四半期ぶりのプラス成長。一部自動車メーカーの認証不正に伴う生産停止の影響がなくなり、個人消費が回復し、設備投資もプラスになるなど内需がGDPを押し上げた。

 物価変動の影響を反映し、生活実感に近い名目GDPの実額は年換算で607兆9037億円と初めて600兆円を突破した。500兆円台に乗せたのが1991年10~12月期で、32年半ぶりに新たな大台に到達した。15年に当時の安倍晋三政権が掲げた目標を達成した形だが、実質ベースの伸びは小さく、物価上昇の影響が大きい。

 新藤義孝経済財政担当相は15日の記者会見で、今回のGDPについて「民需による押し上げが顕著」と指摘。その上で、名目GDPが600兆円を超えたことは「新しい経済ステージへの移行実現に向けた大きな一里塚になった」と強調した。

 内需の柱となる個人消費は前期比1.0%増と5期ぶりのプラス。自動車の購入が持ち直したほか、外食などの支出が増加した。設備投資も自動車関連の支出増で0.9%増となった。公共投資は4.5%増と4期ぶりに増加した。

 輸出は自動車を中心に増加し、1.4%増と2期ぶりに増加に転じた。輸入も1.7%増と2期ぶりのプラス。業務用コンピューターなどが増えた。 

[時事通信社]

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