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ガザ停戦、米国案に反発=イスラエル首相が「合意の邪魔」―ハマス

時事通信 / 2024年8月19日 6時48分

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦するイスラム組織ハマスは18日、声明を出し、ガザの停戦に向けて交渉仲介国の米国が提示した「橋渡し案」がイスラエルのネタニヤフ首相の意に沿った内容だと反発した。新たな条件も追加されているとし、「ネタニヤフが合意の邪魔をしている」と非難した。

 イスラエルと仲介国の米国、エジプト、カタールの高官は15~16日、カタールの首都ドーハで交渉。米国は他の仲介2カ国と共に、イスラエルとハマスに「溝を埋める提案」を行った。

 ハマスはこの案について、恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤退を拒否するネタニヤフ氏の意向が反映されていると強調。案の詳細は明らかではないが、アラブメディアはハマス情報筋の話として、イスラエル軍がガザ南部の対エジプト境界付近に規模を縮小しながら駐留を続ける内容が盛り込まれていると伝えた。ネタニヤフ氏はかねて軍の駐留を主張し、ハマスは拒否していた。

 ネタニヤフ氏は18日の閣議冒頭で「原則を堅持する」と述べ、交渉で妥協しない姿勢を示した。同氏は閣議で「(合意妥結の)可能性は高くない」と語ったとも報じられている。 

[時事通信社]

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