1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

デブリの試験的取り出し中止=手順ミス、きょうは再開せず―福島第1原発・東電

時事通信 / 2024年8月22日 11時52分

 東京電力は22日、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を中止した。準備作業中にデブリの回収装置の取り付け手順のミスが発覚したという。作業は同日中に再開せず、23日以降の予定は決まっていない。東電が詳しい原因を調べている。デブリを格納容器から取り出すのは、2011年の事故後初の試みだった。

 東電によると、取り出しに向けた準備作業は午前7時25分ごろから開始。遠隔操作で「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の装置を格納容器との接続部の手前まで進入させたが、作業員が同装置の取り付け手順の誤りに気付き、作業を中断した。当初は格納容器内まで投入し、約2週間かけて底にたまったデブリから最大約3グラムを取り出す予定だった。

 同原発1~3号機内には、事故により高温で溶けた燃料と原子炉の構造物が混ざり合って固まった約880トンのデブリがあると推定されているが、詳しい状態や性質は分かっていない。放射線量の高いデブリの取り出しは、廃炉作業の中でも「最難関」とされている。 

[時事通信社]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください