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「ポスト岸田」表明、今週ラッシュ=台風影響、日程に苦心―自民総裁選

時事通信 / 2024年9月1日 14時7分

 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で、「ポスト岸田」候補の出馬表明が今週から相次ぐ。多くの候補者は8月中の表明を想定していたが、台風10号の影響で先延ばしせざるを得なかった。他候補と重ならず、よりアピールできる日程を確保しようと、各陣営が調整に苦心している。

 小泉進次郎元環境相(43)は9月6日に記者会見し、出馬を表明する。当初は自身が初当選した2009年衆院選の投開票日と同じ8月30日とする予定だったが、台風接近を受けて延期した。小泉氏は30日、東京都内で記者団に対し「決断に至った覚悟を伝えていきたい」と意欲を示した。

 閣僚を続けながら立候補を目指す林芳正官房長官(63)、高市早苗経済安全保障担当相(63)も台風対応など公務を優先し、8月中の会見を見送った。林氏は早ければ9月3日、高市氏は同9日に出馬表明を予定する。

 林氏は政府のスポークスパーソンと危機管理を担っており、陣営幹部は「台風対応の最中に、総裁選の会見をするのはふさわしくない」と語った。高市氏周辺は「公務との兼ね合いで日程の選択肢が少ない」とこぼした。

 茂木敏充幹事長(68)は4日に出馬を表明し、翌5日に政策を発表する二段構えで調整。茂木派関係者は、当初は小泉氏の後に茂木氏が会見することで「小泉氏と比較して中身のある政策を訴える」ことを狙っていたとみる。しかし、小泉氏の日程がずれ込み、思惑は外れた。

 既に出馬表明済みの石破茂元幹事長(67)は9月10日に改めて会見し、政治改革など具体的な政策を明らかにする。河野太郎デジタル相(61)は政策発表を2日に予定していたが、台風を理由に5日に延期し、茂木氏と日程が重なった。

 ある陣営関係者は「他の候補と重なると(メディアの)扱いが小さくなる。埋没を避けるため、腹の探り合いだ」と打ち明けた。告示が迫る中、加藤勝信元官房長官(68)、上川陽子外相(71)らも出馬を目指すが、日程の選択肢は狭まりつつある。 

[時事通信社]

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