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工事現場でコンクリート片落下=警備員に直撃、意識不明―警視庁

時事通信 / 2024年9月2日 12時10分

 2日午前9時25分ごろ、東京都港区芝大門の解体工事現場で、「建物の上から物が落下し、警備員がけがをしている」と目撃者から110番があった。警視庁愛宕署によると、外壁とみられるコンクリート片が落下し、交通整理をしていた男性警備員に直撃した。男性は頭から血を流し、意識不明の状態で救急搬送された。

 コンクリート片は建物の5階辺りから、工事用の囲いを突き破って落下したとみられる。同署が詳しい原因を調べている。

 事故当時近くにいたという同僚の警備員(56)によると、男性は60代半ばぐらい。路上で掃き掃除中に突然外壁が剥がれ、石のようなものが落ちてきた。一般の通行人が巻き込まれる可能性もあったといい、「一瞬の出来事で何が起きたか分からなかった。まさかこんなことになるなんて」と話した。

 現場に掲示された看板によると、解体工事は4月に始まった。来年1月からは事務所などとして使われる12階建てビルの新築工事が予定されていた。

 現場は都営三田線御成門駅から南東約200メートルのビルやホテルなどが立ち並ぶ地域。 

[時事通信社]

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