旧統一教会側が特別抗告＝東京高裁の過料決定に不服

　世界平和統一家庭連合（旧統一教会）が、解散命令請求に向けた文部科学省の質問に一部回答を拒んだとして、東京高裁が田中富広会長に過料１０万円の支払いを命じる決定をしたことに対し、教団側は２日付で、決定を不服として最高裁に特別抗告と許可抗告の申し立てをした。

　東京高裁は先月２７日、民法上の不法行為も解散命令の要件に含まれると判断。教団が要件に該当する可能性があり、質問権の行使は適切だったとして過料の支払いを命じた東京地裁決定を支持し、教団側の即時抗告を棄却した。　

［時事通信社］