1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

最年少から最年長へバトン=「国民の怒りに対処」―仏新首相

時事通信 / 2024年9月6日 5時45分

 【パリ時事】フランスのバルニエ新首相(73)は5日のマクロン大統領による任命を受け、アタル前首相(35)から職務を引き継いだ。1958年に始まった第5共和制の首相でアタル氏は最年少、バルニエ氏は最年長とされ、パリの首相府でのバトンタッチの様子が大きく報じられた。

 バルニエ氏は首相府での就任演説で、国民が7月の総選挙で示した「怒りや苦しみに可能な限り対処する」と述べ、これまでのマクロン政権から変化すると強調。左派、中道、極右の3陣営が反目し合う下院を念頭に「全ての政治勢力を尊重しなければならない」と語り、各党と協調していく姿勢をアピールした。

 バルニエ氏は2017~20年に行われた英国の欧州連合(EU)離脱交渉でEU側の首席交渉官を務め、名をはせた。政治経験豊富で温厚な人柄や、21年に70歳で仏大統領選への出馬を目指した経緯から「フランスのジョー・バイデン」と呼ばれることもある。

 一方、1月の就任からわずか8カ月での退任となったアタル氏は「短過ぎる。不満があることも隠さない」と心情を吐露。その上で「フランスの政治は病んでいるが、党派主義を克服できれば治癒は可能だ」と、バルニエ氏にエールを送った。 

[時事通信社]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください